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2005/11/17

教え方。

おいらは、数年前までかなり熱心に武道の道場に通っていました。
仕事の関係上、道場を離れざるを得なくなるまでは「このまま一生武道を続けてるだろうな。」と思っていました。

今でも尊敬する先輩に出会えたのも、最初に通い始めた道場での事です。

その先輩はおいらの事を可愛がってくれて、練習中はとにかく厳しく、練習の終了時には毎回身体が痣まみれになるほど稽古をつけてくれました。
でも、練習が終わったあとに優しく「今日もがんばったなー。」と言ってくれる時には、「今日もがんばったぞ!」と、ある種の達成感を感じていました。

それからしばらくして、おいらも道場の中でまぁまぁのポジションにつき、道場に入ってきたばかりの後輩達の面倒を見るようになりました。
おいらも練習中はとにかく厳しく後輩を鍛えました。

しばらくしてから、その大好きだった先輩に呼び出されました。
そして「おまえ、何やっているのだ?」といきなり言われて当惑したのを覚えています。
話を聞くと「おまえが指導している後輩で道場に残るニンゲンが非常に少ない。」と言うことでした。

確かに、五人に一人も残っていない様な状況でした。

「だって、先輩はおいらをそうやって育ててくれたじゃないですか!?」と強く言い返したのを覚えています。

その時に言われたセリフが未だに忘れることができません。

「あぁ、おまえやからな。」

良く見てみると先輩の教えた後輩は、レベルの差こそあれ凄く楽しそうに道場に来ていました。
そんな光景を横目で見ながら、「おまえやからな。」の一言の意味が分からずに、ずっと不満を持って過ごしていました。

先輩の言った意味が分かったのは二三年してからでした。

この世の中に全く同じニンゲンはいません。
DNAは全く同じ一卵性双生児でも性格、見た目に違いがあります。
自分が歩んできた道をそのまま歩かせても、同じように育つ訳じゃないんですよね。

「ヒトを教えると言うことは、「ヒトを見る。」という作業を飛ばして行ってはいけない。」

そう、先輩は言いたかったのだと思います。

現在のおいらは、道場から足が遠のいてしまいましたが、先輩は今でも現役でバリバリ暴れているそうです。

今でも、みんな言っています「先輩は厳しい。」と。
でも、誰も言いません、先輩の陰口を。

厳しく、ヒトを見て、愛情を持ってヒトに接する。

年を重ねて、社会の中でのポジションが上がっていくにつれて、その難しさが実感されます。

「人は一貫した姿勢を持って行動しなければ成らないが、ヒトを育てる時には、育てるべきヒトをしっかり見据えて方法を考えなければ成らない。」

あぁ、なんか先輩に会いたいなー(^^)


本日のメモ:

「感じる義手」は“ルークの義手”にどこまで近づけるか (ITmedia)
http://cgi.itmedia.co.jp/g/02_100b051710_/enterprise/articles/0511/15/news067.html

個人的には、再生医療がもっと発達してほしい所ですが、神経に直接接続するという方法にも非常に興味があります。
訓練次第では、普通の手二本、機械の手二本で、四本とか、車などの装置に直接神経をつないでコントロールなんて事もできそうだからです。
現在ある能力に戻すのではなく、ヒトに機能を付加する。

そんな時代がやって来るかもしれません。

本日の雑感:

昨日までのリーダー研修の余韻が残り、今日のやる気はまんまん!

さて、どこまで維持できるか(^^;


本日の雑草:

なんか、日々元気が無くなっています。

少しでも、日の当たる場所に移動。

雑草・・・がんばれ!

05-11-17_22-17~00.jpg


ではでは本日はこの辺で。

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コメント

 たぁ様、こんばんは。
 すてきな先輩ですね。とても人間味のある、そして人を見る目のある方だなぁと思いました。
 厳しく接し「このやろう!」と伸びてくるタイプと、ほめることで「頑張ろう!」と伸びてくるタイプがいますから、この見極めが大切ですよね。
 自分も「ほめてのばす子」と「注意してのばす子」を見ながら接するように心がけています。しかし、これは経験がものを言いますね。
 私はまだまだ修行が足りません。これからもっともっと精進して、子どもたちを伸ばしていきたいと思っております。そして、自分も精進していかなければと思います。
 しばらく剣道から遠のいていますが、来年は昇段審査を目指して、復帰したいと考えております。
 それでは失礼します。

投稿: 中見盛 | 2005/11/18 21:10

中見盛さんへ

えぇ、本当にステキな先輩です。
いま、社会に出て道場から離れていても目標にしているヒトです。
おいらは、我が強く理屈っぽくてその先輩みたいな求心力を出せないままです。
でも、いいんです。

才能がないのであれば、欠点を潰しながらゆっくり進んでいきます。
でも、自分の中の目標として忘れない様にしています。

昇段試験!
緊張しますよね!
がんばってください!

右手の親指の靱帯断裂寸前のまま初段を受けたのを思い出します。
ほんとはそんなことしちゃダメなんですけど当時若かったので(;^_^A
背筋に一本、スジをいれて、キレイな姿でがんばってください(^^)

剣道は三級のへぼ剣士たぁよりm(__)m ペコリ

投稿: たぁ | 2005/11/19 00:24

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